教法寺の歴史

教法寺の由来

当寺由緒の義は元応年間(1319~1321)鎌倉の時代に、畠中重忠の弟にあたる教法房浄信が浜辺に流れ着かれた御木仏(おもくぶつ)を安置するために創建されました。
摂津(現在の川西市)多田の庄の当主多田義忠(清和源氏の流れを組む多田氏の祖、多田満仲の子孫)が蓮如上人の御化導により法名「釈順誓」を頂き、御染筆六字名号 (虎斑の名号)を拝受。
真宗興隆の為下関に入り、中興の祖となられました。

教法寺の年表

1319年〜(元応年間)
唐戸湾が埋め立てられる遥か昔、浜辺に流れ着かれた御木仏(おもくぶつ)をご安置するため、教法房浄言(きょうほうぼうじょうしん)によって創建。(当山由来書より)
1494年(明応3年)
中興の祖 順誓(真宗第一代)。摂津多田の庄(現在の川西市)多田満仲の子孫、多田義忠が蓮如上人の御化導により御染筆六字名号(虎斑の名号)を拝受し下関に入り中興の祖となる。(山由来書より)
(伝来資料)
ご本山(西本願寺)関係の古いものとして、親鸞聖人・蓮如上人から託されたご直筆の [九字・十字合幅名号]・[六字名号]・[ご絵像]などが残っております。
1592年〜(文禄の役)
文禄の役の折太閣秀吉が教法寺会館付近の大森の店から関の海を望め、硯工を見て海の景色を称し「硯海の歌」を賜ったという記述がある。名産・赤間硯の発祥地でもあると伝承される。
(毛利秀元来訪)
文禄の役の折、毛利秀元公(長府毛利初代/元就の孫)が立ち寄られ、多くの礼物を下されたがほとんどが戦災で焼失している。
1601年(慶長2年)
本願寺第十二代より木仏と寺号を免与され、下関地方で真宗の草分け的寺院として早期に公認される(本願寺史料等 による記録)。
(長府毛利家とのゆかり)
六代目萬随坊守(室)の縁で、毛利家6人分の位牌を預かる。長府毛利家縁故の現存資料としてお輿入れ道具の一部、細川玄旨短冊、毛利元義公御染筆御画讃がある(当山由緒書)。
1826年(文政9年)
シーボルトが江戸参府の途中で下関に滞在し、著書『江戸参府紀行』に教法寺の記述が見られる。
1863年(文久3年)
<教法寺事件>奇兵隊と先鋒隊の抗争が教法寺で発生。蔵田幾之進が重傷を負うなどの混乱があり、その後宮城氏が切腹、高杉晋作の処遇など藩内の人事変動につながったとの記録が残る(下関市史等)。
1889年(明治22年)
第一回赤間関市会が西之端町 教法寺で開催され、地域の政治文化の場としての役割を果たす。
(秋田商会との関係)
秋田商会(明治〜大正期にかけて下関を代表する企業)が教法寺に縁のある家系を頼って当地に来たという伝承がある。戦時中の資料散逸により詳細は不明。
1923年(大正12年)
親鸞聖人立教開宗700年記念として教法寺会館が落慶。建築で当時では珍しいアメリカ輸入のブロックの建築物である(第15世住職談)。
1945年(昭和20年)6月29日・7月2日
焼夷弾による空襲により本堂が全焼。教法寺会館も被災したが一部は残存・補修された(住職談・戦災記録)。
1949年(昭和24年)〜
多田行栄(坊守)が下関市連合婦人会初代会長に就任。以後、郷里・県レベルで婦人会の要職を歴任。
1968年(昭和43年) 11月24日
本堂落慶
戦後復興のなか、門徒中念願の本堂再建。
「寄贈」
(フェニックス寄贈)
戦後復興の折、彦島西山地区 植田家よりフェニックス(カナリーヤシ)が寄付された。現在も本堂前には立派なフェニックスがそびえている。
(敷石寄贈)
山門〜玄関間の敷石は、戦後復興の折に筆頭総代林家より路面電車(山陽電気軌道・サンデン交通の前身)の敷石が寄贈されたものである。
2011年(平成23年)
教法寺彦島分院(彦島江の浦)再建。
2012年(平成24年)
2012年 てらこ屋灯炬 開始。
2013年(平成25年)
2013年 下関市によるお寺の案内板設置。
2017年(平成29年)
新納骨堂【香璋殿】建立。
2021年(令和3年)
こども食堂「縁」開設(地域コミュニティ支援)。
2022年(令和4年)
2階書院「瑞迦の間」「岸駒の間」完成(岸駒の龍虎絵の復刻)。
2025年(令和7年)8月19日
下関急襲と戦争遺構の取材を受ける。
NNN(KRY)戦後80年プロジェクト「いまを戦前にさせない」
2026年(令和8年)1月
香璋殿(新納骨堂)増床完成。

詳細資料について

本ページの内容は、当山に伝わる資料をもとに、読みやすく構成しています。
以下のページにてより詳細な資料文書と資料画像をご覧いただけます。

教法寺の組織図

教法寺の彦島門徒の説教所として親しまれていました。
教法寺第13世道豊の代に、皆が参る為の本堂が必要であると、門徒中の懇願により教法寺分院として彦島に本堂を落慶しました。
平成23年に、老朽化の進んだ本堂を再建し、現在に至っております。

■住所
〒750-0075
下関市彦島江の浦5-4-9

■電話
083-266-2441

■アクセス方法
上り サンデン交通バス『桟橋通』バス停
下り サンデン交通バス『桟橋通』バス停

年間法要

1月 御正忌報恩講 8月 お盆法要 3月 春彼岸法要 9月 秋季彼岸会法要・永代経法要 5月 宗祖降誕会法要 ※法座ポイントカード実施中です。